はじめまして!
FTM(Female to Male)として生きるブロガー「さすけ」と申します。
このブログにたどり着いたあなたは、今まさに性別のことに悩んでいたり、これから治療を始めようとしていたり、あるいはパートナーや家族が当事者だったりするのかもしれません。
僕は現在、北陸で男性として生活しています。
治療を開始してからもうすぐ20年。戸籍を男性に変えてからは約16年が経ちました。
かつては悩み、葛藤し、必死に「男」として生きる道を模索していた僕も、今ではすっかりゲームとホラー映画が好きな、ただのオジサン。
このブログは、そんな僕が歩んできた軌跡と戸籍変更後の「その後」のリアルな日常を綴る記録帳です。
「ちゃんと産んであげられなくてごめんね」
僕の人生で、死ぬまで忘れることはないであろう言葉があります。
それは昔、母親からもらった手紙に書いてあった一文です。
「ちゃんと産んであげられなくてごめんね」
母親にこんな思いを抱かせてしまったのは、僕が「性同一性障害(性別違和)」を持って生まれたからでした。
当時はこの言葉に胸が締め付けられましたが、この出来事があったからこそ、「自分らしく生きて、幸せになることが一番の親孝行だ」と腹をくくることができたように思います。
あれから長い年月が経ち、親との関係も僕自身の心境も大きく変わりました。
「悲劇」ではなく、今は笑って過ごしています。
さすけの治療・人生年表
僕がこれまで辿ってきた道のりです。
当時は情報も少なく、手探りで進んできました。
- 2006年: 地元の病院の紹介で岡山大学病院(ジェンダーセンター)にてカウンセリング開始
- 2007年11月: 家庭裁判所にて名前の変更許可が下りる
- 2007年12月: 乳房切除術(胸オペ)/岡山にて
- 2009年2月: 子宮卵巣摘出(内摘)/タイにて
- 2009年4月: 家庭裁判所にて性別の取り扱い変更が認められる(戸籍上の男性へ)
- 現在: 男性ホルモン治療を継続しながら、地元社会に溶け込み(埋没)、穏やかに生活中
※陰茎形成(下半身の手術)について
僕は、陰茎形成手術は行っていません。今後も行う予定はありません。
「男としての完成度」を追い求める気持ちもありましたが、身体への負担やリスク、そして何より「今のままでも十分に男として幸せだ」と感じられたため、この選択をしました。
このブログでは、「手術をしない選択をしたFTM」としてのトイレ事情やパートナーとの関係についても触れていきたいと思います。
このブログで伝えたいこと
かつて僕が性同一性障害を知った時、ネット上の先輩たちのブログを読み漁りました。
「どうやって治療を進めるのか?」「術後の痛みは?」「仕事はどうする?」
そういった先人たちの言葉がなければ、今の僕は存在していなかったかもしれません。
「先に進んでくれた人たちの足跡がなければ、前にも進めなかった」
だからこそ、手術などの大きな治療が一区切りつき、酸いも甘いも経験した僕が、今度は足跡を残そうと思いました。
- 治療初期のリアルな体験談(過去のアーカイブ)
- 「男性」として社会で働くということ
- 年齢を重ねてからの身体の変化やホルモン治療との付き合い方
これらを発信することで、今ちょっと戸惑っているあなたの「道しるべ」になれたら嬉しいです。