FTM就活スーツ選び|男性らしく見せる5つのコツ

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就活が近づいてきたとき、「スーツどうしよう」という気持ちが真っ先に頭を占領しませんでしたか。

男性として就活に臨みたい。
でも、スーツ売り場に行けばレディースとメンズのコーナーが完全に分かれている。
メンズスーツを試着したいけれど、店員さんに何か言われるかもしれない、という緊張感。

自分の体型にメンズスーツがうまく合うのかわからない不安。
「FTM 就活 スーツ」と検索しながら、同じ悩みを抱えた人の体験談を夜中まで読み続けた、という方も多いのではないでしょうか。

この記事では、FTMが就活でスーツを選ぶときに知っておきたいポイントを、具体的にお伝えします。
サイズの選び方から、バインダーとの合わせ方、店員さんとのやりとりまで。

読み終わったあと、スーツ選びへの気持ちが少し軽くなっていたらうれしいです。

目次

FTMの就活スーツ選び|まず「どこで買うか」から考える

メンズスーツを購入する場所として、FTM当事者の間でよく挙げられるのは以下の3つです。

①量販スーツ店(AOKI・青山・はるやまなど)

FTMにとって利用しやすい購入先として、全国チェーンのスーツ量販店はサイズ展開が豊富で価格も手頃です。
就活向けの「リクルートスーツ」コーナーが設けられていることも多く、一式揃えやすいのが利点です。

店員さんへの対応については、「男性コーナーで普通に接客してもらえた」という声も多くある一方、「性別について確認された」という経験を持つ方もいます。

事前に電話で「メンズスーツを検討しています」と伝えておくと、スムーズなことがあります。

②オンラインショップ

試着なしのリスクはあるものの、誰にも見られずにじっくり選べる安心感は大きいです。
採寸さえしっかりしておけば、オンラインでも十分なものが見つかります。

後述する採寸のポイントを参考にしてください。

③オーダースーツ

予算に余裕があれば、オーダースーツは選択肢として非常に有効です。
自分の体型に合わせてパターンを調整してもらえるため、既製品では難しい「胸周りにゆとり、ウエストはすっきり」という仕上がりが実現しやすくなります。

近年は比較的リーズナブルなオーダーブランドも増えています。

FTMの体型に合うスーツサイズの選び方

メンズスーツのサイズ表記は「A体・AB体・B体」などのドロップ値と、胸囲(チェスト)を基準としています。
FTMの場合、胸を平らにした状態の胸囲を基準に選ぶとよいでしょう。

バインダー着用時の胸囲で測る

バインダーを使用している場合は、必ずバインダーを着けた状態で採寸してください。
バインダーなしの胸囲でスーツを選ぶと、着用時に胸周りがきつくなる可能性があります。

採寸のポイントは以下の通りです。

  • 胸囲(バスト):バインダー着用時に、胸のもっとも高い部分をぐるりと測る
  • ウエスト:へその少し上あたりを測る
  • 肩幅:肩の端から端まで(肩甲骨の外縁が目安)
  • 股下:股の付け根から床まで、真っすぐに測る

肩幅・肩の傾斜に注意

FTMに多い体型として、肩幅が比較的狭く、なで肩になりやすいという特徴があります。

スーツの肩のラインが体から浮いてしまうと、せっかくのシルエットが崩れます。
肩のラインが合っているかどうかは、試着の際に最優先で確認してください。

肩幅が少し足りない場合は、パッド入りのジャケットを選ぶと肩のラインが補正されます。
量販店でも肩パッドの位置調整を無料または低価格でしてくれるところがあります。

ウエストの絞りと丈感

メンズスーツは女性の体型を基準に作られていないため、ウエストの位置やヒップのラインが合わないことがあります。
既製品を購入した場合は、ウエストの絞りを調整するお直しを検討するとよいでしょう。

ジャケットの丈はヒップが隠れるくらいが一般的な目安です。
ただし就活スーツの場合、あまり長すぎるとカジュアルな印象になるため、ヒップが少し隠れる程度の標準的な丈を選ぶと無難です。

就活スーツに合わせるアイテム選び|FTMのコーディネート実践

シャツ選び:白か薄いブルーが基本

就活スーツの定番は、白の無地Yシャツです。
首元を詰めすぎず、第一ボタンを留めてネクタイをしたときに自然なラインになるものを選びましょう。

首回りのサイズが合っていないと、窮屈な印象や、逆にだらしない印象を与えてしまいます。

シャツ:白無地、ネクタイ:ネイビーまたはグレーの細ストライプ
スーツ:濃紺(ネイビー)
この組み合わせが、清潔感があり面接でも印象のよいコーディネートです。

柄物を使う場合はネクタイに留め、シャツとスーツは無地を選ぶと全体がまとまります。
シャツにも柄が入ってしまうと、視線が分散して落ち着きのない印象になります。

ネクタイ:レジメンタルかソリッドカラーが無難

就活では、主張が強すぎないシンプルなネクタイが好まれます。
レジメンタル(斜めストライプ)やソリッドカラー(無地)が定番です。

幅はスーツのラペル(折り返し)と同じくらいが自然に見えます。

靴と鞄:黒で統一するのが基本

靴は黒のストレートチップかプレーントゥが就活の定番です。
靴紐は白や黒の無地を選んでください。

靴と鞄の色を黒で統一すると、全体に引き締まった印象を与えられます。

FTMのバインダー着用時の注意点|スーツ姿を長持ちさせるために

バインダーを着用したままスーツを一日中着ていると、どうしても疲労が蓄積します。
面接が複数ある日は、合間に数分だけでもバインダーを緩められる場所を確認しておくと安心です。
トイレの個室を活用するのも一つの方法です。

また、バインダーによっては汗を吸収しにくく、長時間の着用でシャツが汗ばむことがあります。
吸湿速乾素材のシャツインナーをバインダーの下に着ることで、不快感を軽減できます。

スーツのジャケットを羽織る前に、バインダーが胸の下まで下がっていないかを確認する習慣をつけるとよいでしょう。

バインダーがずれてシャツの外側に線が浮き出ると気になることがあります。

FTMの就活スーツ購入で気をつけたいこと

法的な性別と外見が一致していない場合

法的な性別変更をしていない場合、免許証や学生証などの書類と外見の印象が異なることがあります。
就活では、本人確認書類の提出が求められる場面もあるため、あらかじめ企業の採用担当者への伝え方を整理しておくと、当日慌てずに済みます。

カミングアウトのタイミングや方法については、記事「FTMを面接でカミングアウト?3つのタイミングと伝え方」でも詳しく取り上げていますので、あわせて参考にしてください。

スーツのお直しは購入店に相談を

量販スーツ店では、購入時のお直しが無料または低価格でできることがほとんどです。
ウエストの絞り調整、裾上げ、袖丈の調整などを積極的に活用してください。

自分の体型に合わせた一着は、着用したときの自信につながります。

複数のスーツを試着してみる

同じサイズ表記でも、ブランドや型によってシルエットは大きく異なります。
FTMの体型は個人差が大きいため、オンライン購入を検討している場合でも、一度店頭で試着して自分に合う型を確認しておくことをおすすめします。

まとめ|FTM就活スーツ選びで押さえたい5つのポイント

  • 購入場所:FTM当事者には量販スーツ店・オンライン・オーダーの3択。体型に合わせやすいオーダーも検討する価値あり
  • サイズ選び:バインダー着用状態で採寸する。肩幅・肩の傾斜を最優先で確認
  • コーディネート:白シャツ+ネイビーまたはチャコールスーツ+黒靴・鞄で清潔感を出す
  • バインダー対策:FTMは長時間着用になるため、インナーと休憩タイミングを事前に計画する
  • 試着・お直し:複数を試着してシルエットを確認し、お直しを活用して体型にフィットさせる

まず一着、メンズスーツを試着することから始めてみてください。
「自分に合うものがある」という実感が、就活への気持ちを後押ししてくれるはずです。

就活は誰にとっても緊張するものです。
FTMとして就活に臨む場合、スーツ選びから始まって、面接での振る舞い、企業へのカミングアウトをどうするかなど、考えることが多く、気持ちが重くなることもあるかもしれません。

それでも、スーツを試着して「この感じ、いいな」と思えた瞬間は、自分の気持ちに素直でいられた瞬間でもあります。
自分の体型にフィットした一着を見つけることは、面接への自信にもつながるはずです。

焦らず、自分のペースで準備を進めてください。
このブログが、就活を迎えるFTM当事者の方の小さな手助けになれば、とてもうれしいです。

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