FTM髪型、美容室での頼み方ガイド|失敗しない5つのコツ

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「美容室に行くのが怖い」
「どう伝えればいいかわからない」
——FTMとして美容室に行くとき、そんな不安を感じたことはありませんか?

自分らしい髪型にしたいという気持ちは誰でも同じです。
でも、担当スタイリストにうまく伝えられなかったり、女性向けのスタイルに仕上げられてしまったりと、悔しい思いをしたことがある方も多いのではないでしょうか。

この記事では、FTMが美容室で理想の髪型を叶えるための頼み方を、具体的な5つのコツとともに詳しく解説します。

美容室選びのポイントから、カウンセリングでの伝え方、写真の活用法まで、初めての方にもわかりやすくお伝えします。

目次

FTMが美容室で感じる悩みと不安

まず、多くのFTM当事者が美容室で感じる「あるある」な悩みを整理してみましょう。

  • 「男性っぽく切ってほしい」と言っても、女性向けのスタイルになってしまう
  • 戸籍上の性別で接客されて、気持ちが萎縮してしまう
  • 自分がFTMであることを説明しなければいけないか迷う
  • 美容室に「女性専用席」しかなく、居心地が悪い
  • 雑誌やタブレットのヘアカタログが女性向けばかりで参考にならない

これらの悩みは、FTM当事者にとって決して大げさではありません。
髪型はパス度(周囲に男性として認識されるかどうか)に大きく影響するため、美容室での経験は自己肯定感にも直結します。

だからこそ、正しい美容室の選び方と頼み方を知っておくことが大切です。

FTMの髪型で美容室を選ぶ3つのポイント

① LGBTQフレンドリーな美容室を探す

近年、LGBTQフレンドリーを掲げる美容室が全国的に増えています。
こうした美容室では、スタッフ全員がジェンダーに関する知識を持っており、性別を前提にせずにヘアスタイルを提案してくれます。

「LGBTフレンドリー 美容室 +地域名」で検索すると、近くにある対応美容室を見つけやすくなります。
また、JobRainbowなどのLGBT向け情報サイトにも美容室の紹介記事が掲載されています。

② 口コミやSNSでFTM利用者の声を調べる

TwitterやInstagram、Twitterなどで「FTM 美容室 +地域名」と検索すると、当事者による体験談が見つかることがあります。
実際にFTMの方が通っている美容室の情報は非常に参考になります。

また、FTM当事者の美容師さんが在籍している美容室も存在します。
当事者の美容師さんなら、細かいニュアンスまで共有でき、よりスムーズなカウンセリングが期待できます。

③ 予約時にひと言メモを添える

ホットペッパービューティーや美容室の公式サイトから予約する際、「ご要望欄」に
「メンズっぽいスタイルを希望しています」
「男性的な雰囲気のカットをお願いしたいです」
などと事前に書いておくと、担当者も心構えができてスムーズです。

性別違和について詳しく説明する必要はなく、「希望するスタイルのイメージ」を伝えるだけで十分です。

美容室での頼み方:失敗しない5つのコツ

コツ① 写真・画像を必ず持参する

FTMの髪型を美容室で頼む際の最強の武器は、参考になる写真です。
言葉だけで「男っぽく」「かっこよく」と伝えても、スタイリストによって解釈が異なります。

あらかじめスマートフォンに理想のヘアスタイルの画像を保存しておきましょう。
以下のような場所で探すのがおすすめです。

  • Instagram・Pinterest:「FTM ヘアスタイル」「メンズ ショート」などで検索
  • ホットペッパービューティー:メンズのヘアカタログを参考に
  • YouTubeやブログ:FTM当事者の方のビフォーアフター動画や写真

複数枚用意して「このスタイルに近い感じで」「ここの部分はこうしてほしい」と具体的に伝えると、よりイメージが伝わりやすくなります。

コツ② 「メンズっぽく」ではなく具体的なワードで伝える

「男っぽく」「かっこよく」という言葉は曖昧で、スタイリストによって受け取り方が変わります。
より具体的なワードを使うと、希望が伝わりやすくなります。

たとえば以下のような伝え方が効果的です

  • 「ツーブロックにしてください」
  • 「サイドをバリカンで刈り上げてほしいです」
  • 「トップは束感を残して、全体的にすっきりさせたいです」
  • 「前髪は上げるか流す方向でお願いしたいです」
  • 「女性的なシルエットにはしないでほしいです」

特に「女性的なシルエットにしないでほしい」という一言は、スタイリストへの重要なサインになります。

コツ③ FTMであることを伝えるかどうかは自分で決めていい

「FTMだと説明しなければいけないの?」という疑問を持つ方も多いでしょう。
答えは「説明しなくても大丈夫」です。

希望するヘアスタイルさえ伝えれば、自分の性別違和について打ち明ける義務はありません。
「男性的なスタイルにしたい」という要望だけで十分です。

ただし、もし信頼できそうなスタイリストに出会えた場合や、LGBTQフレンドリーな美容室を訪れた際は、打ち明けることで「地毛の生え際はどうするか」「将来のホルモン治療で髪質が変わるかもしれない」など、より丁寧なアドバイスをもらえることもあります。

コツ④ 「メンズ席」や「メンズメニュー」を使う

美容室によっては、メンズ専用席やメンズカットメニューが用意されているところがあります。
これらを積極的に利用することで、男性的なスタイルに慣れたスタイリストを指名できる可能性が高まります。

また、理容室(バーバー)を利用するという選択肢もあります。
バーバーはもともとメンズカットを専門としており、ツーブロックや刈り上げなどが得意なスタイリストが多いです。

コツ⑤ 段階的に短くしていく

いきなり大幅にショートにすると、希望通りのスタイルにならないリスクがあります。
特に初めての美容室では、少しずつ短くしていくアプローチが失敗を防ぐコツです。

「まず耳にかかる長さから」→「次回ツーブロックに挑戦」→「最終的に刈り上げ」というように、段階を踏んで理想の髪型に近づいていくと、スタイリストとの信頼関係も築きやすくなります。

FTMのパス度が上がるおすすめ髪型

髪型は、男性として認識されるかどうか(パス度)に大きく影響します。
FTM当事者に人気のある男性的なヘアスタイルをご紹介します。

ツーブロック

サイドや後頭部を刈り上げ、トップとの段差をつけるスタイル。
スッキリした男らしい印象になります。

女性的な丸みが出にくいため、FTMに人気のスタイルです。

刈り上げショート

サイドや後頭部をバリカンで短く刈り上げ、全体的にシャープな印象に。
フェイスラインが出るため、顔の形によっては小顔効果もあります。

マッシュショート

トップに丸みを持たせたマッシュカット。
シルエットが丸くなりますが、メンズっぽい束感スタイリングで男性的な雰囲気を出せます。

センターパート・七三分け

前髪を真ん中や7:3で分けるスタイル。
清潔感があり、ビジネスシーンでも使いやすい男性的な印象になります。

ベリーショート・クルーカット

全体的に短くした潔いスタイル。
男性的な印象が最も強くなりますが、骨格によってはバランスが重要なので、スタイリストと相談しながら決めましょう。

美容室に行く前の準備チェックリスト

美容室へ行く前に、以下の準備をしておくとスムーズです。

  • ✅ 参考にしたい髪型の写真を3〜5枚スマホに保存する
  • ✅ 希望するスタイルを「ツーブロック」「刈り上げ」など具体的なワードで整理する
  • ✅ 希望する長さ(サイドの長さ、トップの長さ)を把握しておく
  • ✅ LGBTQフレンドリーな美容室か事前に調べておく
  • ✅ 予約時のご要望欄に「メンズっぽいスタイル希望」と書いておく
  • ✅ 「女性的なシルエットにはしないでほしい」という一言を準備する

準備を整えることで、カウンセリング時の緊張感が和らぎ、自分の希望をスムーズに伝えることができます。

初めての美容室でうまくいかなかった場合は

どんなに準備しても、思い通りのスタイルにならないこともあります。
そんなときは落ち込まずに、次回への糧にしてください。

  • 仕上がりの写真を撮っておき、次回「ここを変えてほしい」と伝える材料にする
  • 担当スタイリストを指名制にして、リピートしながら関係を築いていく
  • 違う美容室を試してみる(「合う」スタイリストを見つけることが大切)

理想のスタイリストに出会うまで時間がかかることもありますが、焦らず自分のペースで探していきましょう。

※この記事は一般的な情報提供を目的としています。
具体的な治療については必ず専門の医療機関にご相談ください。

まとめ:FTMが美容室で失敗しない髪型の頼み方

FTMが美容室で理想の髪型を手に入れるためのポイントをまとめます。

  • LGBTQフレンドリーな美容室を選ぶ
  • 参考写真を必ず持参する
  • 「メンズっぽく」より具体的なワードで伝える
  • FTMであることの説明は任意——スタイルの希望だけで十分
  • 段階的に短くして理想のスタイルに近づく

自分らしい髪型は、毎日の自己肯定感や気持ちの安定に深くつながります。
美容室での経験が積み重なるほど、スムーズに希望を伝えられるようになっていきます。

最初の一歩は勇気がいるかもしれませんが、あなたには理想の自分に近づく権利があります。

この記事が、その一歩を踏み出すための小さな後押しになれば嬉しいです。応援しています。

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