「岡山大学病院でのFTMカウンセリング、実際どんな感じなんだろう?」
「初診のとき何を聞かれるの?」
——そう不安に思っているあなたへ、この記事では僕自身が体験したカウンセリングの流れをリアルにお伝えします。
岡山大学病院のジェンダークリニックは、日本でも有数のFTM・MTFの治療を行っている専門施設です。
でも情報が少なくて「何を準備すれば良いかわからない」「当日どう動けばいいか想像できない」という方も多いはず。
僕もそうでした。
この記事は、僕が実際に経験した岡山大学病院でのカウンセリング1回目〜3回目の体験談です。
初診の受付から精神科の問診、担当先生とのカウンセリング、そして産婦人科受診まで
——できるだけ具体的にお伝えしていきます。
ぜひ、これからカウンセリングを受けようとしている方の参考にしてください。
岡山大学病院でのFTMカウンセリング、初日の流れ
地元でのカウンセリングを経て、いよいよ岡山大学病院での本格的なカウンセリングがスタートしました。
前日から緊張気味だったのは言うまでもありません(笑)
地元から特急と乗り換えを合わせて約2時間半。
岡山に着いてバスに乗ること約10分、バス停から少し歩けば岡山大学病院に到着です。
…超でかい。
それが第一印象でした。
地元の医大でも大きいと思っていたけど、比べ物にならないスケール感。
きょろきょろしながら看板を頼りに外来へ向かいました(田舎者丸出し)。
初診受付〜精神科への流れ
初診受付では診察券と推薦状を提示します。
まず名前や住所などを記入する紙を渡されるので記入して再度提出。
来院理由の欄には「性同一性障害のカウンセリング」と書きました。
推薦状のコピーが取られ、しばらく待って名前を呼ばれたら紙を受け取って2階の精神科へ。
精神科の受付でも書類を提出すると、今度はバインダーからごそごそと用紙が出てきます。
計5枚ほどの問診票を記入する流れになります。
精神科の問診票・質問内容
問診票には、性同一性障害に関するさまざまな質問が書かれています。
- いつ頃から違和感を感じていたか
- 幼児期の服装はどうだったか
- 職場での状況
- 生い立ちに関すること
- 性行為方面に関すること
- 自殺を考えたことがあるか
「書面でここまで答えるのか…」と少し驚きました。
書ける範囲で書いて提出すればOKです。
最後の紙には「診察券の名前・性別変更を希望するか」という欄もあって、配慮されていることに少しほっとしました。
担当先生との初カウンセリング
書類を提出してから約30分待機。
まず担当ではない先生と個室で対談がありました(15分ほど)。
内容は紙に書いたことの確認がメインで、質問に答えながら先生がカルテに記録していく感じです。
その後また待合室で待機して、いよいよ担当先生の診察へ。
合計約2時間ほど待ったかな(笑)。
担当先生は「遅くなってしまって申し訳ありません」とすぐに謝ってくれて、まず世間話から入ってくれました。
「わざわざ遠くから来てくれたんだね」みたいな感じで、緊張をほぐしてくれているのかな、と。
本題では以下のような流れでした。
- 違和感を感じたのはいつから?
- それで困ったことはある?
- これからの治療の順序の説明
- 次回診察の予約
先生との対話は約10分とあっさりしていましたが、次回の予約を入れることができました(キャンセル待ちで約1ヶ月半後)。
そして告げられたこと
——「次は産婦人科での診察になりますよ」。
…そりゃ嫌。
でも、どうしても通らなきゃいけない道なんですよね。
診察券の名前・性別を変更してもらった
カウンセリングが終わったあと、精神科の受付に診察券の名前と性別変更を申請する紙を提出しました(精神科用と本受付用の2枚)。
しばらく待つと、新しい診察券を手渡されます。
名前と性別、変更されていた。
今まで戸籍上の名前と性別で登録されていた診察券。
それが変わっている。
僕にとっては当然のことなのに、やっぱりじわっと嬉しかったです。
ちなみに初回の診察代は3,060円+交通費でした。
2回目カウンセリング〜産婦人科の受診
2回目は道を覚えたつもりで行ったら、駅がリニューアルしていて見事にプチ迷子(笑)
目の前でバスが行ってしまい、病院に遅れる旨を電話したら「診察が遅れているので大丈夫ですよ」と言われてほっとしました。
遅れそうな時は必ず電話を!
2回目の精神科カウンセリング
精神科に到着してから約1時間待って呼ばれました。
この日はカウンセリングルームに大学の学生さんも同席していました。
大学病院では医師の卵の学習のために実際の場面を見学させることがあるんだそうです。
カウンセリングの内容は「最近生活面で変わったことはありましたか?」という日常会話からスタート。
僕は手術費用を貯めるためにバイトを始めたことを話しました。
そんな些細なことまでカルテに記録されていて、「そんなことも書くんだ〜」と思いながら(笑)
その後、セカンドオピニオンの予約と次回の岡山大学でのカウンセリング予約も取りました。
産婦人科での受診内容
精神科のカウンセリングが終わったあと、同日に産婦人科を受診します。
FTMのカウンセリング過程では、精神科だけでなく複数の診療科を受診する必要があります。
産婦人科の受付をして待機。カルテがまだ届いていないこともあり、かなり待ち時間がありました。
その後の流れはこんな感じです。
- 身長・体重の測定
- 尿検査
- 胸囲や体のサイズの測定
- 先生の診断(子宮内の検査)
- 心電図
- 血液検査
先生に「どのくらい時間かかりますか?」と聞いたら「軽く1時間は見ておいてください」と笑いながら言われました。
そうですよね…(笑)
検査結果は次の精神科受診日に合わせて産婦人科も予約して確認する流れです。
今回の診察代は精神科:1,740円、産婦人科:5,940円でした。
次の段階で「セカンドオピニオン」があったのですが、その記録が残っていませんでした。
内容としては岡山大学病院で受けているようなカウンセリングとそんなに変わらない感じだった様な気がします 。
3回目カウンセリング〜次のステップへ
3回目のカウンセリングも「最近変わったことは?」という日常会話からスタート(毎回そうでした笑)
セカンドオピニオンで川崎病院でも問題なかったとのことで、委員会への申告の話が出てきました。
先生から「1段階目のカウンセリングを最低半年は受けないといけない」という説明があり、「手術も全部望んでいるんだよね?」と確認されたので「はい」と答えました。
申告の前に、残り「泌尿器科」と「形成外科」を受診する必要があるとのことです。
- 泌尿器科:今後ホルモン注射を打つのに問題がないかを調べるため
- 形成外科:今後の手術に向けての確認のため
次の予約は月曜日に泌尿器科・形成外科、翌火曜日に精神科と連続して入れてもらえました。
遠くから通っていることを考慮してくれたんです。
岡山に泊まるのはこれが初めて!ちょっとした遠征気分ですね!
まとめ:岡山大学病院カウンセリングの流れを整理
1〜3回目のカウンセリングを通じて体験したことをまとめると、こんな流れになります。
- 1回目:初診受付 → 精神科受付・問診票記入 → 担当外先生との対談 → 担当先生の診察 → 診察券の名前・性別変更申請
- 2回目:精神科カウンセリング → セカンドオピニオン予約 → 産婦人科受診(各種検査)
- 3回目:精神科カウンセリング → 委員会申告に向けた説明 → 泌尿器科・形成外科の予約
初診は予約なしなのでどうしても待ち時間が長くなります。
頭痛持ちの方は、頭痛薬など常備しておくことをおすすめします(実体験です笑)
そして診察時間自体は意外と短いことが多いので、聞きたいことはメモしてまとめておくと安心です。
遠くから通うのは大変だけど、一歩一歩確実に進んでいけること
——それがすごく励みになりました。
あなたの勇気ある一歩を、心から応援しています。
次の記事では形成外科・泌尿器科の受診から、いよいよ初めてのホルモン注射までの体験をお伝えします。
